異なる部屋構成の設定
まとめ貸し(Dual Key)
まとめ貸し(Dual Key)とは、1つのアパートメントを2つの独立した宿泊ユニットに分けて販売する構成です。 通常、共用の内廊下でつながっていますが、それぞれに独立した玄関と施錠可能なドアがあります。
RoomBossでのまとめ貸しの管理方法
RoomBossでは、まとめ貸しのアパートメントは3つのリンクされた宿泊商品として管理されます:
- 親部屋(例:3ベッドルームアパートメント)
- 子部屋A(例:1ベッドルーム)
- 子部屋B(例:2ベッドルーム)
各部屋タイプは個別に予約可能ですが、以下の相互に連動した在庫ルールが適用されます:
- 親部屋が予約された場合、子部屋AおよびBは予約できなくなります。
- 子部屋のどちらかが予約された場合、もう一方の子部屋は引き続き予約可能ですが、親部屋は予約できなくなります。
まとめ貸しの部屋割り制限
施設によっては、子部屋タイプの中に まとめ貸しに含まれない部屋 が存在している場合があります。
たとえば、同じ子部屋タイプの部屋が1フロアに10室あり、そのうち2室だけが コネクティングルーム として、1つの親部屋として販売できるケースです。
このような設定では、 子部屋タイプ単位の空室 を基準に個別販売を行うため、子部屋タイプ内のどれかの部屋が空いていれば単体予約として販売されます。
一方、親部屋の予約には 決まった組み合わせの子部屋 が必要です。
もしその組み合わせに必要な子部屋の一部または両方が、同期間に単体予約で先に販売されてしまうと、親予約は本来のペアに部屋割りできなくなる可能性があります。
その場合でも予約自体は受け入れ可能ですが、同じ子部屋タイプ内の別の部屋に部屋割りする必要があり、結果として当初想定したまとめ貸し配置にならないことがあります。
子部屋タイプ内にまとめ貸し対象と非対象の部屋が存在するまとめ貸し構成では、このような制限があるため、設定時にご留意ください。
OTA販売に関する推奨事項
公式サイト予約 / 代理店予約:
親部屋・子部屋のどちらも同時に販売可能です。 RoomBossが在庫を自動で管理し、ダブルブッキングを防止します。
OTA(オンライン旅行代理店):
親部屋・子部屋の両方をOTAに接続できますが、RoomBossは推奨致しません。 多くのOTAはまとめ貸しの在庫管理に対応しておらず、全ての部屋が同時に予約されてオーバーブッキングが発生する可能性があります。
親部屋か子部屋のどちらか一方のみを接続することを推奨します。
切替可能部屋タイプ(Alternative Configuration)
切替可能部屋タイプとは、同じ物理的な部屋を異なる構成で販売する柔軟な設定です。
例:3ベッドルームのユニットを、1つの寝室を施錠することで2ベッドルームとして販売することができます。別の商品として在庫を用意する必要はありません。
RoomBossでの管理方法
- 各切替可能子部屋タイプは、親部屋タイプにリンクされています。
- 子部屋の在庫状況は、親部屋の在庫に基づいて決まります。
- RoomBossが在庫管理を自動で行うため、別途在庫を設定する必要はありません。
例:
- 親部屋:3ベッドルームアパートメント
- 切替可能子部屋:2ベッドルーム(1部屋を施錠)
- 親部屋が予約されると、子部屋は予約できなくなります(逆も同様です)。
OTA販売に関する推奨事項
公式サイト予約 / 代理店予約:
親部屋・切替可能子部屋のどちらもRoomBoss内で販売可能です。 RoomBossが在庫連動を行い、二重予約のリスクを排除します。
OTA(オンライン旅行代理店):
代替構成 子部屋はOTAに接続できません。
まとめ貸し・切替可能部屋タイプの設定方法
RoomBossアカウント内でまとめ貸しや切替可能部屋タイプの部屋を設定したい場合は、サポートチームまでご連絡ください。 弊社にて設定のお手伝いをいたします。